医師の腫瘍マーカー検査

医師は人々を苦しめる病気を診察・診断し、治療や投薬に従事すると同時に、それらの予防に対する医学的アプローチを行うのが大きな役割です。特に病気を正確に診断し病気の原因を探る検査は、その後の治療方針を決めるために欠かすことのできない医療プロセスのひとつです。

近年は、心臓カテーテル検査、造影検査、超音波検査、内視鏡検査など高度に開発された医療機器や精度の高い検査機器が病気の診断を大きくサポートしていますが、病気になり体内に変調をきたしている場合には、血液や排泄物に混入するホルモン・酵素・たん白・糖などに異常が見られ、これらを検査することで体が発する病気のシグナルを読み取ることもできるのです。

腫瘍マーカーとは、ガン細胞が生み出す特殊な物質を測定することでガンの早期発見につなげる検査です。ガンは体内の細胞の一部が突然異常分裂を起こして増殖する病気です。身体の組織にガンができると、健康な時にはほとんど含まれない特殊なたん白や酵素が異常に増えることがあります。この時検出される特殊な物質が腫瘍マーカーと呼ばれ、ガン早期発見のファーストスクリーニング検査として活用されています。

腫瘍マーカーはある決まった臓器のガンに特有のものがあり、臓器別によっても腫瘍マーカーの組み合わせが異なります。肝臓ガンにはAFP、子宮・卵巣ガンはCA125、すい臓ガンはエラスターゼ、前立腺ガンはPAPというような物質の値がガンを診断するひとつの指標となります。腫瘍マーカーは100%ガンであるということではなく、ガンである確率が高いことを示す値であるため、例えばAFP値が高く肝臓ガンが疑われる場合には、肝機能検査やウイルス検査などを行って肝臓の状態を調べ、肝臓ガン以外の急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変など他の肝臓疾患の可能性も含めて診断を行います。さらに腹部超音波検査やCT検査などの画像診断でさらに詳しい検査を重ねて最終的な病気の診断を行います。

腫瘍マーカーはあくまでもガンの可能性を示す検査であるため、ガン以外の病気で陽性を示すこともあれば、逆に陰性であっても早期のガンの場合には腫瘍マーカーに現われないことも少なくありません。個人差もあるため、病気の診断を行う医師は腫瘍マーカーの値とともに様々な可能性や考えられるケースを含めて判断しなければなりません。医学の進歩とともに様々な医療技術や方法が医療を支えていますが、最終的には人々の生命・健康を守る医師の判断が全てです。医師にはその社会的責任と役割があり、医療機関を受診する側にも情報の取捨選択、信頼のおける医師や病院選びをしっかりと行うことが大切です。

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